給料を上げても職人が来ない?建設業の「メンタルヘルス対策」こそが最強の採用戦略である理由【行政書士×科学的コーチング】

建設業の「メンタルヘルス対策」こそが最強の採用戦略

行政書士 小野馨
こんにちは。

エグゼクティブ健康経営コーチ・行政書士の小野馨です。

今回は、「メンタルヘルス対策こそが最強の建設業の人材確保・業績アップ戦略」だというお話をします。

突然ですが、建設会社の経営者であるあなたに、一つだけ質問があります。

「今、あなたの会社の現場は、どんな空気(雰囲気)ですか?」

活気があり、職長から新人までスムーズに連携が取れているでしょうか。

それとも、どこか殺伐としていて、怒号が飛び交い、若手が怯えながら作業をしているでしょうか。

私はこれまで、行政書士として100社以上の建設業者様の経営サポートを行ってきました。

その中で、多くの社長様から毎日のように相談される「共通の悩み」があります。

  • ハローワークに求人を出しても、半年間応募ゼロだ
  • 現場の職長がいつもイライラしていて、空気が最悪だ」
  • せっかく採用した20代の若手が、『思っていたのと違う』と言って3日で飛ん

そして、多くの社長様はこう嘆きます。

「やっぱり、給料をもっと上げないと人は来ないのか…」

「最近の若者は根性がなさすぎる」

しかし、断言させてください。

その認識は、間違いです。

給料を上げても、人は定着しません。

根性論で指導しても、若手は逃げるだけです。

私が多くの「人が辞めない強い会社」と「人が居着かない会社」を比較して分かった、たった一つの真実。

それは、「科学的なメンタルマネジメント」を経営戦略として取り入れているかどうか!

その一点に尽きます。

「メンタル?現場仕事にそんな軟弱なものが必要か!」

「うちはカウンセリングルームじゃないんだぞ」

現場叩き上げの社長様なら、そう思われるのも無理はありません。

しかし、もしその技術が、あの「米国防総省(ペンタゴン)」や米軍のエリート部隊で正式採用されている「戦闘のための技術」だとしたら、どうでしょうか?

今回は、行政書士でありながら、エグゼクティブ健康経営コーチとして最新の科学的アプローチを指導している私が、建設業の人手不足を根本から解決する「最強の採用・定着戦略」について徹底解説します。

建設業は「メンタルヘルス対策」こそが最強の採用戦略である理由

 なぜ、今の若手職人は「給料」より「メンタル」を重視するのか?

まず、敵(人手不足)を知るために、採用市場の現実を直視しましょう。

昭和の「我慢」は通用しない

かつての建設現場は、「3K(きつい・汚い・危険)」であっても、「稼げる」という強烈なメリットがありました。

「親方の言うことは絶対」

「見て覚えろ、文句を言うな」

そんな理不尽な環境でも、給料袋の厚みを見れば、あるいは将来独立して一国一城の主になる夢があれば、歯を食いしばって耐えることができました。

しかし、今は令和です。

Z世代と呼ばれる20代の若者たちの価値観は、劇的に変化しています。

彼らが就職先を選ぶ際、最も重視するのは「給与の高さ」ではありません。

リクルート等の調査でも明らかになっている通り、彼らが求めているのは「心理的安全性」です。

Z世代の育成は、組織アップデートのチャンス 新入社員意識調査2025 【前編】

(引用 「リクルートマネジメントソリューションズの調査結果」)

「心理的安全性」とは何か?

ココがポイント

簡単に言えば、「この職場は、自分を理不尽に攻撃しないか?」「安心して働ける場所か?」ということです。

今の若手は、SNS等で「ブラック企業」の情報に敏感です。

どんなに日当が高くても、

  • 毎日怒鳴られる
  • 社長がいつも不機嫌で、いつ雷が落ちるか分からない
  • 失敗したら吊るし上げられる

という現場からは、彼らは「自分の心を守るため」に、一瞬で逃げ出します。

これを「根性がない」と切り捨てるのは簡単です。

しかし、少子化で若者の絶対数が減り、どの業界も人材の奪い合いをしている今、この価値観の変化を受け入れられない会社は、新しい血が入らず、高齢化し、やがて静かに廃業していくだけです。

生き残るためには、会社自体が「安心して働ける(メンタルが守られている)場所」へと進化しなければなりません。

2. 建設現場こそ「ペンタゴン式」メンタル術が必要な理由

では、具体的にどうすればいいのでしょうか。

「社員の話を優しく聞いてあげましょう」

「褒めて伸ばしましょう」

そんな甘っちょろい精神論では、命がけの建設現場は回りませんよね。

そこで私が提案するのが、「ハートマス(HeartMath)」というメソッドです。

現場は「戦場」と同じ極限環境

建設現場は、常に危険と隣り合わせです。 高所作業、重機の操作、夏の猛暑、工期のプレッシャー…。一瞬の判断ミスが、重大な事故や死につながる環境です。

実はこのストレス環境、「戦場」と全く同じなのです。

注意ポイント

米軍やペンタゴン(米国防総省)では、兵士が銃弾の飛び交う極度のストレス下でも、パニックにならず、冷静な判断を下せるように、あるトレーニングを導入しています。

それが、米国ハートマス研究所が開発した「心臓神経学に基づくバイタル・コントロール」です。

これは、弱った心を慰めるためのカウンセリングではありません。

ココがおすすめ

「どんな状況でも、最高のパフォーマンスを発揮し、生き残るための技術」です。

だからこそ、屈強な米軍兵士や、常に危険に晒される警察官たちが採用しているのです。

「気合い」で事故は防げない科学的理由

昭和の現場では「気合いが足りないから怪我をするんだ!」と精神論で指導していました。

しかし、最新の脳科学では、これは完全に間違いであることが証明されています。

人間は、過度なストレス(イライラや恐怖)を感じると、体内で以下の変化が起きます。

  1. 心臓のリズム(心拍変動)がギザギザに乱れる(インコヒーランス状態
  2. 脳の「前頭葉(判断力や注意力を司る部分)」への血流が低下し、機能停止する
  3. 結果、視野が狭くなり、単純なミスを犯す。

つまり、親方に怒鳴られて萎縮している職人は、物理的に脳が働いていない(バカになっている)状態なのです。

この状態でグラインダーを使ったり、足場に登ったりすれば、事故が起きるのは「必然」です。

ハートマスの技術を使えば、特定の呼吸法で心臓のリズムを滑らかに整え(コヒーランス状態)、強制的に脳を覚醒させることができます。

いわゆるスポーツ選手の「ゾーンに入った状態」を、意図的に作り出せるのです。

3. 離職の原因No.1は「社長のイライラ波動」だった

さらに、ハートマス研究所の研究には、建設業の経営者が知っておくべき衝撃的なデータがあります。

ココがポイント

それは、「心臓の電磁場(磁場)は、脳の5,000倍の強さがあり、体外へ1.5メートル〜数メートル放出されている」という事実です。

不機嫌は「伝染」するウイルス

少しスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、これは計測可能な物理現象です。

あなたが「あの人といるとなんか疲れるな」とか「社長が部屋に入ってきただけで空気がピリついた」と感じた経験はありませんか?

あれは気のせいではなく、イライラしている人の心臓から出ている「乱れた磁場(ノイズ)」を、周りの人が無意識に受信しているのです。

特に、組織のトップである社長や職長の影響力は絶大です。

社長が「資金繰りが厳しい」「あいつの仕事が遅い」とイライラしながら現場に立つと、その「不機嫌な波動」は瞬く間に現場全体に伝染します。

  • 職長がイライラし始める。
  • 若手が萎縮してミスをする。
  • 現場の空気が重くなる。
  • 「こんな息の詰まる現場は嫌だ」と若手が辞める。

つまり、若手が辞める原因を作っていたのは、他でもない、社長自身の「イライラ」だった可能性があるのです。

行政書士 小野馨
逆に言えば、社長自身がハートマスの技術でメンタルを整え、常に「ご機嫌(安定したコヒーランス状態)」でいれば、それだけで現場の空気は劇的に良くなり、事故は減り、離職率は激減します。 これこそが、お金をかけずにできる最強の定着戦略です。

4. 「健康経営」の認定を取れば、実利(カネ)もついてくる

ここまで「心」の話をしてきましたが、私は行政書士です。

当然、会社としての「実利(利益)」もしっかり計算に入れています。

このメンタルヘルス対策を、会社の制度として導入し、国から「健康経営優良法人」の認定を受けることで、建設業者には計り知れないメリットがあります。

メリット①:最強の求人ブランディング

ハローワークの求人票や自社サイトに、「健康経営優良法人 認定企業」のロゴマークを掲載できます。

これは、国が「この会社は社員を使い捨てにしない、ホワイト企業です」と証明してくれるようなものです。

求職者本人はもちろん、その親御さんや配偶者に対しても、圧倒的な安心感を与えます。

ポイント

何百万円もかけて求人広告を出すよりも、この認定マーク一つの方が、よほど採用効果が高いのが現実です。

メリット②:公共工事の入札での加点

これが建設業にとっての直接的な利益です。 現在、多くの自治体(北海道、高知県、長野県、横浜市など多数)が、入札参加資格審査の主観点(自治体独自評価)において、健康経営優良法人の認定企業への加点措置を導入しています。

公共工事は、技術力や価格だけでは差がつかなくなっています。 ライバル企業が持っていない「健康経営」の加点を持っているだけで、数千万円規模の工事を受注できる確率が跳ね上がります。

メリット③:銀行融資の金利優遇

地方銀行や信用金庫の中には、認定企業に対して事業資金融資の金利を優遇(0.1%〜0.2%引き下げなど)するプランを用意しているところが増えています。 メンタル対策をするだけで、支払利息というコストまで削減できるのです。


5. サクセスファンが提案する「建設業特化型」メンタル顧問

ここまで読んで、「理屈はわかったが、具体的にどうすればいいんだ?」と思われた社長様。

私は、単に行政書士として建設業許可の書類を作るだけの「代書屋」ではありません。

日本におけるハートマスの第一人者である認定トレーナー・森田玄氏に師事し、「エグゼクティブ健康経営コーチ」として、建設業の現場に特化したメンタル指導を行っている専門家です。

当事務所では、建設業許可の取得・維持と並行して、以下のサポートをワンストップで提供しています。

① 社長向け「エグゼクティブ・コーチング」

まずは社長、あなた自身の心を整えます。

ペンタゴンも導入する技術を活用し、経営の重圧によるストレスを消滅させ、常に最高の決断ができる「ゾーン状態」を作ります。

社長が変われば、会社は必ず変わります。

② 現場職長・社員向け「安全大会・メンタル研修」

現場の安全大会などの機会を利用し、職人さんたちに「事故を防ぐための感情コントロール術」を指導します。

精神論ではない、科学的なアプローチなので、職人さんたちも興味を持って実践してくれます。

③ 健康経営優良法人の「完全認定サポート」

面倒な申請書類の作成から、社内体制の整備、認定取得までをフルサポートします。

これにより、採用力アップと入札加点の両方を確実に手に入れていただきます。

6. まとめ:許可と一緒に、会社の「心臓」も強くしませんか?

建設業許可(ハードウェア)を取ることは、会社にとってあくまで「スタートライン」です。

その箱の中で働く人間(ソフトウェア)が、ストレスで壊れてしまっては、会社は成長するどころか、維持することさえできません。

「許可」で足場を固め、「ハートマス」で組織の心を強くする。

これが、人手不足と2024年問題で揺れる建設業界を生き残り、勝ち組になるための唯一のロードマップです。

「まずは自分のイライラを何とかしたい」 「お金をかけずに定着率を上げたい」 「健康経営の認定を取って、入札で勝ちたい」

そう思われた社長様。 今すぐ、私のもう一つの研究所、「ハートマス健康経営ラボ」のサイトを覗いてみてください。

そこには、建設業経営の常識を覆す、科学的な解決策の詳細があります。

あなたの会社が、職人たちが笑顔で働き、利益もしっかり出る「幸せな黒字企業」になるためのお手伝いを、全力でさせていただきます。

[▼ ハートマス健康経営ラボはこちら(給料以外で社員を定着させる秘密) ▼] https://heartmath-health-management.com/ (※クリックして、科学的アプローチの詳細をご確認ください)

[▼ 建設業許可と健康経営のセット相談はこちら(LINE/電話) ▼] (問い合わせボタン)

地域No1の建設業許可サポート!

【関西最安級・実績100件超】建設業許可の新規申請や更新申請のサポートはサクセスファンにお任せください!

建築一式・土木一式・とび土工工事・内装仕上げ工事・電気工事など建設業許可や決算変更届・経営事項審査の実績

国家資格者の行政書士が丁寧に業務を行います!

サービス対応地域

兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山・滋賀・鳥取・島根・岡山・広島・山口・福岡・大分・熊本

サクセスファン行政書士事務所に

建設業許可のご相談

※お気軽にお問い合わせください!

  • この記事を書いた人

行政書士 小野馨

平成17年2月行政書士開業。建設業許可申請の手続き実績100件以上。フットワークの軽さとサービス精神で、県内トップクラスの良心価格と実績を持っています。建設業許可は当事務所にお任せ下さい。みなさまのご依頼をお待ちしております!

-健康経営・ウェルビーイング