産廃講習会を申し込んだあと、
「最後の試験は難しい?」
「どんな問題が出る?」
「何点取れば合格?」
「もし落ちたら、講習会から全部やり直し?」
と不安になる方は少なくありません。
ただ、試験について一番避けたいのは、インターネット上の古い合格率や「簡単だった」「難しかった」という体験談だけで難易度を判断することです。
2026年度の修了試験は、新規と更新で問題数・試験時間・合格基準が異なります。
まず、自分が受ける試験の条件を正確に知る。
そのうえで、
講義を最後まで受ける
→ テキストを復習する
→ 公式サンプルで問題形式を確認する
→ 自分の合格条件を確認する
という順番で準備すれば、必要以上に試験を怖がる必要はありません。
まだ新規・更新のどちらの講習会を受けるか決まっていない方は、先に産業廃棄物収集運搬業許可の講習会の選び方を確認してください。
産廃講習会の修了試験は難しい?
結論からいうと、
「簡単」「難しい」と一言で決めるより、試験条件を理解して講義内容を復習しておくことの方が重要です。
現在のJWセンター公式情報から確認できるのは、問題数・試験時間・合格基準・公式サンプルなどです。
一方、この記事では現在の公式な合格率を確認できていないため、
「ほとんどの人が受かる」
「合格率99%」
「勉強しなくても大丈夫」
とは説明しません。
試験が不安になる大きな理由は、何をどこまで準備すればよいか分からないことです。
逆にいえば、
- 何問あるか
- 何分か
- どんな形式か
- 何点必要か
- 不合格ならどうなるか
が分かれば、準備する内容はかなり具体的になります。

オンライン講習から修了試験までの流れ
オンライン形式は、講義動画を自宅や会社などで視聴し、その後、指定会場で修了試験を受ける方式です。
講義は分割して受講でき、試験日までは繰り返し視聴できます。
ただし、試験日までにすべての講義科目を受講していない場合は修了試験を受けられません。
流れを整理すると、
- オンライン講義を受講する
- すべての講義科目を修了する
- 指定された試験会場へ行く
- 修了試験を受ける
- 結果通知を待つ
となります。
オンライン講習だからといって、試験まで自宅で完結するわけではありません。
「動画を見終えること」と「試験会場へ行くこと」の両方を予定に入れておくことが大切です。
新規講習会の修了試験|37問・40分
新規講習会「産業廃棄物の収集・運搬課程」の試験は、2026年度の公式情報では次の内容です。
| 項目 | 新規講習会 |
|---|---|
| 総出題数 | 37問 |
| うち廃棄物処理法概論 | 17問 |
| 試験時間 | 40分 |
| 事前ガイダンス | 約15分 |
| 合計 | 約55分 |
| 解答方法 | マークシート |
| 問題形式 | ○×問題・A〜Dの択一問題 |
公式サンプルでも、○×問題とA〜Dから選ぶ択一問題が示されています。
新規講習会の合格基準
新規の収集・運搬課程は、次の条件をすべて満たす必要があります。
- 総得点が満点の70%以上
- 廃棄物処理法概論が70%以上
- その他の各科目で0点がない
つまり、
「全体で70%を取れば、それ以外は何でもよい」
という試験ではありません。
特に新規講習会では、特定の科目を最初から捨てるような勉強方法は避けた方がよいでしょう。
更新講習会の修了試験|23問・30分
更新講習会「産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物の収集・運搬課程」は、2026年度では次の内容です。
| 項目 | 更新講習会 |
|---|---|
| 総出題数 | 23問 |
| 試験時間 | 30分 |
| 事前ガイダンス | 約15分 |
| 合計 | 約45分 |
| 解答方法 | マークシート |
| 問題形式 | ○×問題・A〜Dの択一問題 |
| 合格基準 | 総得点70%以上 |
古い記事では「22問」と書かれていることがありますが、2026年度の公式情報では23問です。
こうした数字は年度によって確認が必要なので、受験前には現在の公式情報を見る習慣をつけておくと安心です。
公式サンプル問題は必ず一度見ておく
JWセンターは、新規・更新とも試験問題のサンプルを公開しています。
ただし、公開されているサンプルは、講習科目のうち「廃棄物処理法概論」のテキスト抜粋部分から作られたものです。
他の科目のサンプル問題まで公開されているわけではありません。
それでも公式サンプルを見る価値は十分あります。
なぜなら、
- ○×問題がどのように出るか
- 択一問題がどのような文章か
- マークシートをどう使うか
- どの程度の文章量か
を本番前に確認できるからです。
公式サンプルは「これだけ覚えれば合格できる問題集」ではありません。
問題を暗記するためではなく、出題形式に慣れるために使うと考えてください。
試験対策は何を勉強すればいい?
試験対策の軸は、特別な裏技ではありません。
講習会で学んだ内容を、試験までに自分の中で整理することです。
おすすめの順番は次のとおりです。
1.まず講義を最後まで受講する
オンライン形式では、すべての講義科目を受講していなければ試験を受けられません。
まずは受験できる状態を作ることが最優先です。
2.テキストをもう一度確認する
講義で重要だと感じた部分や、理解しにくかった用語を中心に確認します。
最初からすべてを暗記しようとするより、
「なぜそうなるのか説明できないところ」
を見つける方が効率的です。
3.分かりにくかった部分を復習する
動画講義を繰り返し視聴できる場合は、曖昧な箇所だけ戻って確認します。
4.公式サンプルで形式に慣れる
本番で初めてマークシートや○×・択一形式を見る状態を避けます。
5.自分の合格条件を確認する
特に新規講習会では、
総得点70%以上だけでなく、廃棄物処理法概論70%以上、各科目0点なし
という条件があります。
ここまで確認できれば、試験対策として何をすべきかがかなり具体的になります。
試験当日は「知識」だけでなく受験できる状態も確認する
試験前日は、勉強だけで終わらせず、
- 試験日
- 試験会場
- オンライン講義の受講完了状況
- マイページ等の最新案内
を確認しておきましょう。
持ち物や遅刻時の扱い、テキストの持込み・閲覧可否などは、年度や案内によって扱いを確認すべき事項です。
この記事では確認できていない内容を断定せず、必ず自分の受験案内の最新版を確認することをおすすめします。
試験当日に一番避けたいのは、
「知識は準備したのに、案内確認が不足していた」
という状態です。
勉強と受験条件の確認はセットで考えてください。
不合格でも再修了試験を受けられる
「もし落ちたら全部やり直し?」
と心配する方もいます。
2026年度受講者については、不合格の場合、翌年度の2028年3月までに2回に限り再修了試験を受けられます。
試験結果通知後、マイページから申込みます。
また、2026年4月1日現在、新規・更新の収集・運搬課程の再修了試験手数料はいずれも4,400円です。
つまり、
初回試験に不合格=その時点ですべて終わり
ではありません。
結果を確認し、次に何を復習するかを決め、再修了試験へ進めます。
不合格そのものを必要以上に恐れるより、不合格だった場合の次の手順まで知っておくことの方が、試験当日の不安を減らせます。
試験結果と修了証はいつ届く?
JWセンターの2026年度Q&Aでは、試験結果は試験日の約3週間後に送付されると案内されています。
合格後の修了証についても、JWセンターは講習会終了後おおむね約3週間後の送付を案内しています。
ここから先で大切になるのが、
その修了証を今回の許可申請に使えるか
です。
修了証の有効期間、新規・更新修了証の関係、申請先による取扱いについては、産廃講習会の修了証はいつまで有効?今回の許可申請に使えるか確認する方法で詳しく解説しています。
試験に合格することがゴールではなく、取得した修了証を許可申請へ正しくつなげるところまでが一連の流れです。
試験が不安なら、この7項目を順番に確認する
何から始めるか迷ったら、次の順番で進めてください。
| 順番 | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 自分が新規・更新のどちらを受けるか |
| 2 | 問題数・試験時間を確認する |
| 3 | 合格基準を確認する |
| 4 | 講義を最後まで受講する |
| 5 | テキストの曖昧な部分を復習する |
| 6 | 公式サンプルで形式を確認する |
| 7 | 試験日・会場・最新案内を確認する |
全部を一度に完璧にする必要はありません。
まず、
自分の試験条件を知る。
講義を終える。
公式サンプルを見る。
この3つから始めるだけでも、試験への見え方は大きく変わります。
よくある質問
試験の合格率は何%ですか?
この記事では、現在の公式な合格率を確認できていないため、数字を断定しません。
合格率よりも、自分の課程の問題数・合格基準・公式サンプルを確認する方が実際の準備には役立ちます。
新規と更新ではどちらが難しいですか?
問題数・試験時間・合格基準が異なるため、単純比較はできません。
新規は37問・40分で、総得点だけでなく廃棄物処理法概論や各科目の条件があります。更新の収集・運搬課程は23問・30分で総得点70%以上です。
公式サンプルだけ覚えれば合格できますか?
おすすめしません。
公式サンプルは問題形式の確認には有効ですが、他科目のサンプルは公開されていません。講義・テキストを軸に復習してください。
不合格になったら講習会を最初から受け直しますか?
2026年度受講者は、2028年3月までに2回に限り再修了試験を受けられます。
まとめ|試験は「怖がる」より「条件を知って準備する」
産廃講習会の修了試験は、
新規:37問・40分
更新:23問・30分
で、どちらも公式サンプルが公開されています。
新規では、
総得点70%以上
+廃棄物処理法概論70%以上
+各科目0点なし
が必要です。
更新の収集・運搬課程は、総得点70%以上が合格基準です。
そして、不合格でも一定期間内に再修了試験を受ける仕組みがあります。
ここまで分かれば、今日やることは難しくありません。
① 自分の試験条件を確認する
② 講義を最後まで受ける
③ 曖昧な部分を復習する
④ 公式サンプルを見る
⑤ 当日の最新案内を確認する
この順番で進めてください。
試験への不安をゼロにしてから動く必要はありません。
分からないことを一つずつ確認し、受験できる状態を作る。
それが、修了試験へ落ち着いて臨む一番確実な準備です。


