運送業の経営・管理

【画像付き】ホワイト物流宣言の登録手順と書き方雛形|ロゴダウンロードから求人掲載までの全工程

【結論】ホワイト物流宣言の登録手順とは?

ホワイト物流宣言の登録は、JILS事務局ポータルサイトにて「無料」で行えます。

ID発行申請から約60項目の取組方針選択を経て、最短2週間で「ロゴマーク」の使用権限が付与されます。

本記事ではその全工程と推奨項目を解説します。

行政書士 小野馨
こんにちは!

行政書士として運送業支援の実績多数 小野馨です。

今回は、ホワイト物流宣言の「登録実務」と「入力マニュアル」に特化して解説します。

「やると決めたが、どの項目にチェックを入れればいいか分からない」
「変な宣言をして、後で自分の首を絞めたくない」

今、このページを開いている実務担当者様は、制度の意義よりも、目の前のパソコンで「具体的にどう入力すれば完了するのか」という正解を求めているはずです。

注意ポイント

ホワイト物流宣言は約60個の項目から自社に合ったものを選ぶ方式ですが、適当に選ぶと「実態と異なる」として、最悪の場合、公表取り消しになるリスクがあります。

本記事では、精神論は一切抜きにして、「失敗しない項目の選び方」「そのまま使える自由記述の雛形」を公開します。

この通りに進めれば、迷うことなく最短ルートでロゴを取得できます。

⚠️ 【注意】見栄を張って「実現不可能な項目」を選ぶのは自殺行為です。宣言内容は全て公表されます。ドライバーや取引先に「嘘つき」と言われないための、安全かつ効果的な「推奨設定」をお伝えします。

この記事でわかる4つのポイント

  • ✅ 個人事業主の登録条件と「ID発行」のタイムラグ
  • ✅ 【図解】ポータルサイトの入力手順と「地雷項目」
  • ✅ コピペで完了!銀行・求人に効く「自由記述雛形」
  • ✅ 承認後の「ロゴマーク」ダウンロードと正しい貼り方

ホワイト物流宣言の登録条件|個人事業主の可否とID発行の罠

トラック輸送の生産性向上・物流の効率化や、「より働きやすい労働環境(より「ホワイト」な労働環境)」の実現を目指す社会運動です。

その運動を広めるため広く門戸を開いています。

参考

そのためホワイト物流推進運動への参加は、原則として全事業者が対象ですが、実務上は「誰でも・今すぐ」登録できるわけではありません。

特に注意が必要なのは、「個人事業主(一人親方)の参加要件」「ID発行のタイムラグ」という2つの落とし穴です。

多くの経営者が「Webで申し込めば即座にアカウントが発行され、今日から使える」と誤解していますが、実際には事務局による確認期間が発生します。

「求人掲載の締め切りに間に合わなかった」という失敗を防ぐためにも、まずは自社が登録対象に含まれているか、そして完了までに何日を見込んでおくべきか、正確なスタートラインを確認しましょう。

💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)

「明日から求人にロゴを載せたい!」と相談に来られたお客様がいましたが、企業IDの発行に数営業日かかり、結局掲載スタートに間に合わなかった事例があります。

この手続きは「Amazonのアカウント作成」のように一瞬では終わりません。

必ず「2週間の余裕」を持って着手してください。

【資格】個人事業主(一人親方)でも事務局へ登録できるか?

ホワイト物流推進運動への参加資格について、事務局(JILS)の規定に基づき解説します。

法人格を持たない個人事業主(一人親方)であっても、登録および自主行動宣言は可能です。

この運動は、資本金の額や従業員数による制限を設けていません。

物流に関わる全ての事業者が対象となるため、トラック1台で営業している運送事業者であっても、胸を張って宣言を行うことができます。

特に、以下の2つの条件に該当する方は、積極的に登録すべきです。

  • 一般貨物自動車運送事業(緑ナンバー)の許可を持つ個人事業
  • 貨物軽自動車運送事業(黒ナンバー)の届出をしている個人事業者

ただし、一点だけ重大な注意点があります。

ココがダメ

あくまで「事業主(経営者)」としての参加が条件であり、運送会社に雇用されている「従業員ドライバー」は登録できません。

登録時には「屋号」「代表者名」での申請となります。

法人番号(13桁)がない場合でも、ポータルサイト上の所定の手続きで登録が進められる仕様になっています。

ココがおすすめ

個人事業主がこの宣言を行う最大のメリットは、元請けや荷主に対して「単なる下請けドライバーではなく、コンプライアンス意識の高い経営者である」と証明できる点にあります。

大手企業との直接取引を目指す上でも、このロゴマークは有効な名刺代わりとなります。

【準備】企業IDの発行日数と申請前に用意すべき情報

作業に着手する前に、スケジュールの認識を修正する必要があります。

ホワイト物流推進運動ポータルサイトの「企業ID」は、WEBで申請ボタンを押した瞬間に自動発行されるものではありません。

申請データは事務局(JILS)にて一件ずつ確認が行われるため、IDとパスワードがメールで届くまでには、通常「数営業日(3〜5日程度)」のタイムラグが発生します。

土日祝日を挟む場合や、申し込みが集中する時期はさらに遅れる可能性があります。

「今日登録して、明日ロゴを使いたい」という計画は物理的に不可能ですので、余裕を持った申請が不可欠です。

申請自体は非常にシンプルで、登記簿謄本や印鑑証明書などの公的書類をスキャンして添付する必要はありません。

手元に以下の3つの情報さえあれば、今すぐスマートフォンからでも申請可能です。

  • 会社基本情報: 法人名(屋号)、本店所在地、代表者名。
  • 担当者連絡先: 実務担当者の氏名、電話番号、メールアドレス。
  • 事業区分: 「運送事業者(トラック運送)」か「荷主企業(発着荷主)」かの選択。

ここで一点、プロからの助言です。

登録するメールアドレスは、個人のアドレス(suzuki@company...)ではなく、可能な限り部署共有のアドレス(info@やsoumu@...)を使用してください。

数年後に担当者が退職した際、ID通知メールが見れなくなり、ログイン不能に陥るケースが後を絶ちません。

会社として長く運用するアカウントであることを意識した設定をお願いします。

事務局ポータルサイトへの登録手順と「取組方針」の選び方

事務局から企業ID発行の通知メールが届いたら、いよいよ本番の入力作業です。

ポータルサイトにログインすると、推奨項目として約60個にも及ぶ「取組方針」の選択画面(チェックリスト)が現れます。

ホワイト物流推進運動「推進項目リスト」はこちら

ここで多くの担当者が「どれを選べばいいのか?」と手を止めてしまいますが、焦る必要はありません。

注意ポイント

全ての項目にチェックを入れる必要はなく、むしろ自社の実態とかけ離れた項目を選ぶことは、対外的な「虚偽宣伝」のリスクを招くため厳禁です。

重要なのは「数」ではなく、確実に実行できる「質」です。

ここでは、運送事業者として最低限押さえておくべき「必須の選択項目」と、現場の混乱を避けるためにあえて外すべき「地雷項目」を明確にナビゲートします。

ホワイト物流宣言 入力画面 取組方針 選択項目 

💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)

入力作業は長引くことがあります。

ポータルサイトにはセキュリティ上、一定時間(約60分)操作がないと自動ログアウトされる仕様があるケースが多いです。

長文を入力する「自由記述欄」などは、いきなり画面に入力せず、メモ帳やWordで下書きを作成してからコピペすることを強く推奨します。

「保存ボタンを押したらエラーで全部消えた」という悲劇だけは避けてください。

【必須項目】「契約の書面化」と「運賃・料金の別建て」を選ぶ理由

約60個ある推奨項目の中で、全ての運送事業者が迷わずチェックを入れるべき項目が2つあります。

ココがポイント

それが「運送契約の書面化」「運賃と料金の別建て契約」です。

これらを「必須」と断言する理由は、単なる努力目標ではなく、国土交通省が定める「標準貨物自動車運送約款」を遵守しているかどうかのリトマス試験紙となるからです。

まず、「運送契約の書面化」は、自分たちの身を守る盾となります。

口頭での発注が常態化していると、無理な納期や附帯作業を押し付けられた際、それが「違反」であることを証明できません。

宣言によって「うちは書面で契約します」と公言することは、理不尽な荷主に対する最初の牽制球となります。

ポイント

大事なのは、料金の安さで媚びる姿勢ではなく、運送業務に対するコンプライアンス意識の高さで荷主から安心して選ばれる運送業者になることです。

次に、「運賃と料金の別建て契約」は、利益確保の生命線です。

運ぶ対価である「運賃」と、積込や待機に対する対価である「料金」を明確に分けることは、今までサービス残業として処理されていた「付帯作業料」や「待機時間料」を正規に請求するための法的根拠になります。

「全てにチェックを入れる必要はない」と申し上げましたが、この2点を選ばないということは、「当社は旧態依然としたドンブリ勘定で経営しています」と看板を出しているようなものです。

真っ先に選択してください。

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【雛形あり】リスクゼロの「運送委託契約書」の作り方と条文解説

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【注意点】現場が混乱する「パレット活用」等の地雷項目

「必須項目」とは逆に、安易にチェックを入れるべきではない「地雷項目」が存在します。

これらは内容が悪いわけではなく、実行にあたって「相手方(荷主や納品先)の合意」や「多額の設備投資」が不可欠だからです。

典型的な例が「パレットの活用」です。

手積み手降ろしを解消する切り札ですが、これを実現するには、荷主側でパレットを用意し、製品をパレットサイズに合わせ、さらに納品先がフォークリフト荷役に対応している必要があります。

事前の根回しなしに「パレット化します」と宣言しても、現場に行けば「うちは手降ろししか受け付けない」と拒否され、ドライバーは「社長が宣言したのに嘘じゃないか」と不信感を募らせます。

同様に危険なのが「リードタイムの延長」「高速道路の利用」です。

リードタイムの延長は、荷主の営業部門や販売先の理解がなければ成立しません。

また、高速道路利用は「誰が料金を負担するのか」を書面で取り決めないまま宣言すると、経費負担を巡って荷主と揉めるか、利益を削って自社負担せざるを得なくなります。

宣言項目を選ぶ際の鉄則は、「今の時点で、自社だけでコントロールできること」に絞ることです。

相手を巻き込む項目は、実際に交渉が成立し、運用フローが固まってから、翌年の更新時に追加するのがプロの安全策です。

【トラブル回避】入力データの「一時保存」と送信後の訂正ルール

約60項目のチェックや自由記述の入力には、想定以上の時間がかかります。

ここで最も警戒すべきトラブルが、セキュリティ機能による「セッションタイムアウト(自動ログアウト)」です。

ポータルサイトの仕様上、画面を開いたまま長時間(一般的に60分程度)操作を行わないと、セキュリティのために通信が切断されます。

この状態で「確認画面へ」ボタンを押すと、それまで入力したデータが全て消失し、ログイン画面に戻されるという悲劇が起こります。

これを防ぐための鉄則は2つです。

  • こまめな「一時保存」: 入力の途中であっても、定期的に画面下部の「一時保存」ボタンを押し、データをサーバーに記録させること。
  • 外部エディタの活用: 特に長文となる「独自の取組(自由記述欄)」は、いきなりブラウザに入力せず、メモ帳やWordで文章を作成し、最後にコピー&ペーストすること。

また、万が一「送信」ボタンを押した後に間違いに気づいても、パニックになる必要はありません。

事務局による「承認(公表)」が行われる前であれば、データの修正や再申請が可能なケースがほとんどです。

承認完了後であっても、「登録内容変更届」を通じて修正する正規のルートが用意されています。

「一度間違えたら終わり」ではありませんので、落ち着いて事務局へ連絡、またはシステムの修正手順に従ってください。

【書き方雛形】ホワイト物流宣言の「自由記述欄」コピペ文例集

チェックボックス形式の推奨項目に加え、最後に立ちはだかる難関が「独自の取組(自由記述欄)」です。

ここは必須入力ではありませんが、空白のまま提出することは強く推奨しません。

ポイント

なぜなら、こここそが他社と差別化し、自社の「強み」をアピールできる最大の広告スペースだからです。

しかし、「何を書けばいいか分からない」「変なことを書いて藪蛇になりたくない」と悩む担当者が大半です。

そこで、行政書士の実務経験から導き出した、「そのままコピペして使える」安全かつ効果的なテンプレートを用意しました。

「求職者へのアピール」を優先するか、「取引先への信用」を優先するか。貴社の目的に合わせて使い分けてください。

📷 画像挿入指示

推奨画像: 書類作成中のPC画面の横に、付箋やメモ(雛形)が貼ってあり、スムーズに入力が進んでいる様子。

生成用プロンプト: A computer screen showing a text input field, with a "Template" sticky note next to it, making the typing process smooth and easy. Style: Professional minimalist flat illustration, reliable corporate blue and white color scheme.

Alt属性: ホワイト物流宣言 自由記述 例文 テンプレート コピペ

💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)

この欄に「安全運転を心がけます」や「社員を大切にします」といった抽象的なスローガンを書くのはNGです。

ホワイト物流推進運動はあくまで「物流の効率化・生産性向上」がテーマです。

「デジタコを活用した運行管理」や「予約システムの導入」など、具体的なツールや手段を含めることで、審査通過率と対外的な説得力が格段に上がります。

【求人対策】ドライバーへの配慮をアピールする「独自提案」例文

求人媒体や自社サイトを見て応募してくるドライバーは、給与額と同じくらい「会社がドライバーを大切にしているか(使い捨てにされないか)」を警戒しています。

この自由記述欄は、その不安を払拭する絶好のプレゼンテーションの場です。

ここでは、精神論ではなく「具体的な設備投資」と「交渉姿勢」を示すことで、ホワイトな労働環境をアピールするテンプレートを用意しました。

Indeedやドラピタ等の求人原稿にも転用可能な内容です。

📋 パターンA:ドライバーファースト型(コピペ用)


【取組項目名】

デジタルタコグラフおよびIT点呼機器の活用による、労働時間の適正管理と荷待ち時間の削減

【取組内容】

全車両に導入済みのデジタルタコグラフを活用し、運行ごとの拘束時間および荷待ち時間を正確にデータ化します。

法定時間を超過する恐れがある配送ルートや、恒常的な長時間の荷待ちが発生している荷主に対しては、当該データに基づき、会社として抜本的な改善要請および運賃交渉を行います。

また、IT点呼システムを活用し、ドライバーの休息期間を確実に確保できる運行計画を策定・遵守します。

【解説】

ポイントは「データに基づき会社が交渉する」と明記している点です。「ドライバー個人に無理をさせず、会社が矢面に立って守る」という姿勢が、求職者にとって最強の安心材料となります。

H3:【信用対策】銀行・荷主に刺さる「コンプライアンス」重視の例文

銀行からの融資審査や、大手メーカーとの新規口座開設において見られているのは、「その会社が法的にクリーンか(コンプライアンスリスクがないか)」という一点です。

特に近年、金融機関は企業のSDGsやガバナンスへの取り組みを格付け評価の対象にしています。

ここでは、感情に訴えるのではなく、「法令と国の指針に従って経営している」という事実を淡々と、しかし力強く宣言するためのテンプレートを用意しました。

ホームページの会社概要や、銀行へ提出する事業計画書にも転記できる、汎用性の高い内容です。

📋 パターンB:コンプライアンス・信用重視型(コピペ用)


【取組項目名】

標準貨物自動車運送約款の遵守およびパートナーシップ構築宣言との連携による適正取引の推進

【取組内容】

国土交通省告示の「標準貨物自動車運送約款」に基づき、運賃と料金(待機時間料・附帯作業料)を明確に区分した適正な契約締結を徹底します。

また、サプライチェーン全体の共存共栄を目指す「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、下請法および独占禁止法を遵守した透明性の高い取引関係を構築・維持することを行動指針とします。

【解説】

ポイントは「標準約款」と「下請法」という具体的な法律用語を出している点です。

「法律を守る」と口で言うのは簡単ですが、根拠となる法規名を挙げることで、読み手(審査担当者)に「この社長は勉強している(法的リテラシーが高い)」という印象を植え付けることができます。

承認後の「ロゴマーク」ダウンロードと設置場所

事務局へのデータ送信から、早ければ約2週間程度で、登録した担当者アドレス宛に「公表のお知らせ」というメールが届きます。これが、審査通過の合図です。

この瞬間から、貴社は国が認めた「ホワイト物流推進運動」の正規参加企業となります。

早速、ポータルサイトへログインしてください。マイページ上に、これまではロックされていた「ロゴマークダウンロード」のボタンが出現しているはずです。

手に入れたロゴデータは、名刺、ホームページ、求人票、トラックの車体など、あらゆる媒体で「ホワイト企業」の証として使用可能です。

しかし、このロゴは「どう使っても自由」ではありません。事務局が定める厳格な「使用ガイドライン」が存在し、違反すれば使用差し止めになるリスクもあります。

苦労して取得した「最強の採用ツール」を、ルールを守って最大限に使い倒すための、具体的な設置テクニックと禁止事項を解説します。

📷 画像挿入指示

推奨画像: PC画面上の「ダウンロードボタン」をクリックし、輝くロゴマーク(ホワイト物流のロゴ)が手元に落ちてくるイメージ。

生成用プロンプト: A business person clicking a "Download" button on a computer screen, and a glowing official "White Logistics" logo icon appearing. Concept of acquiring a valuable asset. Style: Professional minimalist flat illustration, reliable corporate blue and white color scheme.

Alt属性: ホワイト物流ロゴ ダウンロード 承認メール 採用ブランディング

💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)

ロゴデータは通常、AI(イラストレーター)、JPG、PNGなどの形式で提供されます。

印刷会社に名刺やパンフレットを発注する際は「AIデータ」を渡し、自社で求人票やWord資料を作る際は「PNG(背景透過)データ」を使うのが鉄則です。

形式を間違えると、画像が荒くなったり、背景が白く浮いてしまい、せっかくのロゴが安っぽく見えてしまいます。

【掲載規定】名刺・自社サイト・トラックへの正しい貼り方

ダウンロードしたロゴマークは、貴社が国の承認を受けた「ホワイト企業」であることを示す公的な証明書です。

名刺の片隅やトラックの背面、自社サイトのフッターなど、顧客や求職者の目に触れる場所に積極的に掲示してください。

ただし、使用にあたっては事務局が定めるガイドラインの遵守が必須です。特にやってはいけないのが「縦横比の変更(変形)」「指定色以外の改変」です。

これらを無視して横に引き伸ばしたり、勝手に色を変えたりすると、ブランド毀損とみなされるだけでなく、見る人に「偽造ではないか?」という不信感を与えてしまいます。

また、自社ホームページに掲載する場合に限り、ロゴ画像に対して「ホワイト物流推進運動ポータルサイトへのリンク」を設定することが求められます(※画像をクリックしたら公式サイトへ飛ぶ仕様)。

ここでは、うっかり違反を防ぎ、最も美しく、かつ効果的にロゴを見せるための掲載マニュアルを解説します。

H3:【採用効果】Indeedや求人票で目立つロゴ配置のテクニック

ホワイト物流宣言を行った最大のメリットは、採用活動における「ブラック企業フィルター」を突破できる点にあります。

求職者、そしてその背後にいるご家族(特に配偶者)は、給与額以上に「過重労働や違法運行がないか」を厳しくチェックしています。

このロゴマークは、言葉を尽くすよりも雄弁に「国交省の運動に参加する安全な会社」であることを証明してくれます。

しかし、ロゴデータをパソコンのフォルダに眠らせていては宝の持ち腐れです。

ハローワークであれば窓口での「事業所画像情報」への登録、IndeedやドラピタなどのWeb求人サイトであれば「企業ロゴ欄」や「アイキャッチ画像(検索一覧に表示されるサムネイル)」として設定するなど、スマホで求人を見た瞬間に、給与額とセットで目に飛び込んでくる位置に配置してください。

ここでは、他社の求人に埋もれず、クリック率を劇的に高めるための具体的な掲載戦術を解説します。

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【応募増】運送業の求人票に「認証ロゴ」を貼るだけで反応が変わる理由

※求人原稿の具体的な書き方はこちら

年1回の「実施状況報告」義務と放置するリスク

ホワイト物流推進運動への参加は、一度登録して終わりではありません。

事務局に対し、年に1回、宣言した内容への取り組み状況を回答する「実施状況報告」が義務付けられています。

「報告」と聞くと、監査のような厳しい書類審査を想像するかもしれませんが、身構える必要はありません。

手続きはポータルサイト上のWEBアンケート形式で行われ、基本的には「実施した/していない」を選択するだけの簡易なものです。

しかし、この簡単な手続きを「面倒だから」と放置し、事務局からの督促も無視し続けると、ペナルティとして「登録の抹消(企業名の削除)」が執行されます。

最も恐ろしいのは、登録が抹消されているにも関わらず、名刺やトラックにロゴを使い続けてしまい、取引先から「御社、名前が載っていませんよ?」と指摘される事態です。

これは単なる恥では済まされず、コンプライアンスに対する企業の信用を根底から覆しかねません。

苦労して取得した「ホワイト企業」の看板を守るため、最低限のメンテナンス(報告義務)だけは忘れないようにしてください。

📷 画像挿入指示

推奨画像: カレンダーの「報告月」に丸印がついており、担当者がスマホでサクッと完了報告をしている様子。

生成用プロンプト: A calendar highlighting the "Reporting Month" and a relaxed office worker easily submitting a report via smartphone. Concept of easy maintenance. Style: Professional minimalist flat illustration, reliable corporate blue and white color scheme.

Alt属性: ホワイト物流 実施状況報告 登録更新 運用管理

💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)

報告時期は通常、事務局からメールで案内が来ます。このメールを見落とさないよう、前述した通り「共有メールアドレス」での登録が重要になります。

万が一、報告を忘れて登録抹消となった場合、ロゴの使用権限も即座に失われます。

印刷済みの名刺やパンフレットが全て廃棄処分(産業廃棄物)になるリスクを考えれば、年1回のクリック作業は安いコストです。

H3:【運用】報告を忘れた場合のペナルティと登録抹消の条件

ホワイト物流推進運動におけるペナルティ規定について、行政書士として法的に正確な解釈をお伝えします。

まず、年1回の実施状況報告を怠ったからといって、直ちに貨物自動車運送事業法に基づく「営業停止」や「罰金」などの行政処分が科されることはありません。この運動はあくまで企業の「自主的」な取り組みだからです。

しかし、事務局からの再三の督促メールに応答せず、正当な理由なく報告書が未提出のまま放置された場合、規定に基づき「自主行動宣言の公表停止(登録抹消)」の措置が執られます。

「名前が消えるだけか」と侮ってはいけません。登録が抹消されると、同時に「ロゴマークの使用権」も即座に喪失します。

つまり、ロゴを印刷した名刺やパンフレットは全て「不正使用」となり、廃棄処分せざるを得なくなります。

また、ホームページや求人票の修正コストも発生します。「数分の報告作業」をサボった代償として、数十万円規模の無駄な出費と、対外的な信用低下を招くことになります。

なお、万が一うっかりミスで抹消されてしまった場合でも、再度新規で登録申請を行うことは可能です。

しかし、ID発行からやり直す手間を考えれば、毎年7月頃に届く事務局からのメールを見逃さないよう、社内の年間カレンダーに予定を組み込んでおくのが賢明です。

【毎月3社様限定】

その「ホワイト物流宣言」、法的にリスクはありませんか?

ポータルサイトでの登録は簡単ですが、安易な項目選択は将来の「公約違反」や「現場トラブル」の火種になります。

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