

「実家が空き家になったから民泊でもやろうかな」「インバウンド景気に乗りたい」。
そんな相談が、私の事務所にも毎日のように舞い込みます。
しかし、安易に参入した結果、法律の壁に激突し、リフォーム代数百万円をドブに捨てて撤退するオーナーを私は何人も見てきました。
ポイント
この記事では、法律論だけでなく、「投資として勝つための民泊の正解」をリゾート民泊コンシェルジュ&行政書士の視点で徹底解説します。
▼ この記事のポイント ▼
- ✅ 「ただの部屋貸し」ではなく「空間投資」と捉えるべき理由
- ✅ 180日制限の罠!新法民泊と簡易宿所の決定的な収益差
- ✅ 失敗する投資家が見落とす「隠れコスト」の正体
- ✅ 違法営業で逮捕されないためのリーガルチェックポイント
※なお、民泊や旅館業許可の全体像やロードマップを知りたい方は、
『リゾート民泊の教科書(トップページ)』
をブックマークして、辞書代わりにお使いください。
民泊とは?「ただの部屋貸し」ではなく「高利回り事業」である理由
世間一般で言われる「民泊」のイメージと、私たちプロが捉える「民泊」の実態には、天と地ほどの差があります。
多くの人は「空いている部屋に旅行者を泊めて、小銭をもらうこと」だと思っています。
しかし、その認識のままでは、ビジネスとして成功することは不可能です。
まずは、民泊を「投資ビジネス」として再定義し、なぜ今、不動産投資家たちがこぞってこの市場に参入しているのか、その構造的な理由を解き明かしていきます。
民泊の定義
民泊とは、住宅(戸建・マンション等)の全部または一部を活用して、旅行者等に宿泊サービスを提供するビジネスのことです。
実は、多くの人がここで勘違いをします。
「友達を泊める延長線上でしょ?」「鍵を渡すだけでしょ?」と。
私の依頼者でも、以前こんな方がいました。
定年退職したAさん。「退職金で海沿いの別荘を買って、週末だけ民泊をやろう」と考えました。
彼は「おもてなしの心」があれば成功すると信じていましたが、現実は違いました。
予約サイトの管理、清掃の手配、夜中の外国人ゲストからの英語での電話、そして近隣住民からの苦情…。
Aさんは「こんなはずじゃなかった」と頭を抱えました。
ポイント
民泊は「ホスピタリティ」も重要ですが、本質的には「高度な運営能力」と「法的知識」が求められる「宿泊施設運営事業」なのです。
つまり、ぶっちゃけて言うと「自宅がそのままホテルになり、あなたがホテルの総支配人になる」ということです。
ここで重要なのは、「住宅」を使うという点です。
従来のホテルや旅館は、商業地域などにしか建設できず、莫大な建設コストがかかりました。
しかし、民泊は既存の「住宅」を活用できるため、初期投資を圧倒的に低く抑えることができます。
例えば、相続した実家や、中古の戸建て。
これらは本来、固定資産税や維持管理費がかかるだけの「負債」でしたが、民泊という魔法をかけることで、外貨を稼ぐ「金の卵」に変わるのです。
参考
法律的には、2018年施行の「住宅宿泊事業法(民泊新法)」により解禁された新しい形態ですが、後述するように「旅館業法」上の許可を取ることで、さらに強力なビジネスへと進化します。
投資家視点で見れば、民泊とは「遊休資産(空き家)を、インバウンド需要を取り込むキャッシュマシーンに変える錬金術」と言えるでしょう。
賃貸経営との決定的な違い
民泊と賃貸経営の最大の違いとは、収益の上限(キャップ)が存在しない「日割り単価」の爆発力のことです。
「アパート経営の方が安定していて楽じゃないか?」。
そう考える方も多いでしょう。確かに、一度入居者が決まれば毎月家賃が入る賃貸経営は魅力的です。
しかし、ここには残酷な真実があります。
私のクライアントであるBさんは、都内の駅近マンションを月15万円で賃貸に出していました。
どれだけ景気が良くても、どれだけその街の人気が出ても、家賃はいきなり2倍にはなりません。
入居者がいる限り、収益は固定され、リフォームしても家賃を上げる交渉は困難です。
一方で、同じマンションの別の部屋で民泊を始めたCさんはどうなったか。
1泊2万円で設定し、稼働率80%を達成。
単純計算で月売上48万円。経費を引いても、手残りはBさんの倍以上でした。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「賃貸は『定額サブスク』、民泊は『時価の寿司屋』」ということです。
民泊の宿泊料は「時価」です。
桜のシーズン、ゴールデンウィーク、年末年始。
需要が高まる時期には、普段の3倍、4倍の価格設定でも予約が殺到します。
この「ダイナミックプライシング(変動料金制)」**こそが、民泊投資の最大の醍醐味です。
通常の賃貸経営では、利回り5〜8%程度が合格ラインと言われますが、民泊運営では利回り20%超えも珍しくありません。
もちろん、空室リスクや運営の手間は賃貸よりも高くなります。
しかし、清掃やゲスト対応を代行業者にアウトソーシング(外注)することで、オーナーは実質的に「不労所得化」することも可能です。
「安定の低空飛行」を選ぶか、「リスクを取って高高度を飛ぶ」か。
この選択こそが、投資家としてのセンスを問われる部分なのです。
さらに言えば、賃貸借家法で強力に守られる入居者と違い、民泊ゲストはトラブルがあれば退去させやすいという「法的リスクの低さ」も、隠れたメリットの一つです。
今、参入すべき市場背景
今、民泊に参入すべき理由とは、歴史的な「円安」と、国策としての「観光立国化」が重なった、二度とないボーナスタイムだからです。
「もうブームは終わったんじゃないの?」と疑う慎重な方もいます。
確かに、コロナ禍で一度市場は冷え込みました。
しかし、現場にいる私は断言します。
「今が第二の黎明期であり、最大のチャンス」だと。
なぜなら、コロナ禍で体力のあない業者が撤退し、ライバルが減った焼け野原に、かつてない規模のインバウンド需要が押し寄せているからです。
私が担当した大阪の古民家民泊の事例をお話ししましょう。
オーナーは当初、不安がっていましたが、オープン初月から予約が埋まりました。
ゲストは欧米やアジアからの富裕層ファミリー。
彼らにとって、今の日本は「バーゲンセール」状態なのです。
1泊5万円でも「安い!素晴らしい体験だ!」と感謝され、チップまで置いていきます。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「外国人観光客にとって、あなたの空き家は『格安のテーマパーク』に見えている」ということです。**
政府は2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人という目標を掲げています。
ホテル建設ラッシュも続いていますが、絶対的に客室数が足りていません。
特に、地方の観光地や、家族大人数で泊まれる広い部屋のニーズは、ホテルでは満たせないのです。
ここに、民泊が入り込む巨大な隙間(ニッチ)があります。
さらに、最近では「デジタルノマド」と呼ばれる、パソコン一つで旅をしながら仕事をする長期滞在者も急増しています。
彼らはWi-Fiとキッチンがある「暮らすような宿」を求めています。
この需要に応えられるのは、ビジネスホテルではなく、設備が整った民泊だけです。
今、この波に乗らないということは、目の前を流れる川に金塊が流れているのに、それを拾わずに眺めているのと同じこと。
ただし、波に乗るには「正しい船(許可形態)」を選ぶ必要があります。
次章で解説する「3つの種類」を知らずに漕ぎ出せば、即座に沈没することになるでしょう。
💡 3秒でわかるまとめ:
- 民泊は「家賃」ではなく「時価」で稼ぐビジネス。
- インバウンド×円安の今が、最大の参入チャンス。
- ただし、法的な種類を間違えると利益が出ない。
【重要】民泊には「3つの種類」がある!投資家が選ぶべき正解は?
ここが、本記事の心臓部です。
一口に「民泊」と言っても、法律上は全く異なる3つのルートが存在します。
どれを選ぶかによって、あなたの収益は天国と地獄ほど変わります。
行政書士として断言しますが、ご自身の物件エリアと予算に合わせて、最初から「正解のルート」を選ばなければ、後から変更するのは至難の業です。
それぞれの特徴と、投資家にとってのメリット・デメリットを冷徹に分析します。
①新法民泊(住宅宿泊事業法)
新法民泊とは、届出を行うだけで比較的簡単に営業できるが、「年間営業日数が180日以内に制限される」民泊形態のことです。
実は、多くの初心者が「簡単そうだから」という理由だけでこの新法民泊を選び、後悔しています。
「年間180日」という数字の意味をよく考えてください。
1年は365日あります。
つまり、一年の半分以上は、営業したくても営業できないのです。
私のところに相談に来たDさんは、新法民泊で大成功し、予約が殺到しました。
しかし、9月頃には180日の上限に達してしまい、書き入れ時の年末年始に「休業」せざるを得なくなりました。
目の前に数百万円の売上が見えているのに、指をくわえて見ているしかない。
これは経営者にとって最大のストレスであり、機会損失です。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「お店の人気が出ても、週に3日〜4日は強制的に閉店させられるラーメン屋」ということです。**
新法民泊のメリットは、住居専用地域でも営業可能であることや、消防設備の基準が比較的緩いことです。
初期費用を抑えてスモールスタートしたい方や、自分が住んでいる家の空き部屋を貸す「家主居住型」には向いています。
しかし、投資目的でフル稼働させたい場合、この180日ルールは致命的な足かせになります。
残りの185日をどうするか?
マンスリーマンションとして貸し出すなどのハイブリッド運用も可能ですが、集客の手間が2倍になり、運営難易度は跳ね上がります。
さらに、自治体によっては「住居専用地域では平日営業禁止」などの上乗せ条例がある場合もあり、実質的な営業日数がさらに減るリスクもあります。
投資回収(ROI)を最優先するなら、新法民泊はあくまで「お試しプラン」と割り切るべきでしょう。
②特区民泊(国家戦略特別区域法)
特区民泊とは、特定の自治体(国家戦略特区)限定で認められた、「年間365日営業可能」な民泊形態のことです。
「えっ、365日できるならそれがいい!」と思われた方、早まらないでください。
このカードを切れるのは、東京都大田区、大阪府、大阪市、福岡県北九州市、新潟市など、限られたエリアに物件を持っている人だけです。
もしあなたの物件が特区エリアにあるなら、あなたは非常に幸運です。
新法のような180日制限がなく、後述する簡易宿所よりも手続きが簡素化されているからです。
しかし、ここにも「罠」があります。
それは「最低宿泊日数(2泊3日以上)」という縛りです。
自治体によって異なりますが、多くの特区では「1泊のみの利用」は禁止されています。
「1泊で気軽に泊まりたい」という層を取りこぼすことになるのです。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「選ばれた土地の持ち主だけが使える『プレミアムパスポート』だが、1回のお客さんに長く居てもらう必要がある」ということです。**
とはいえ、インバウンド旅行者は長期滞在が基本なので、この「2泊縛り」はそこまで大きなデメリットにはなりません。
問題は、認定されるエリアが非常に限定的であること。
そして、近隣住民への説明会開催などが義務付けられており、調整に手間取るケースが多いことです。
大阪などで民泊投資を考えているなら、この特区民泊が第一候補になるでしょう。
エリア戦略とセットで考えるべき選択肢です。
③簡易宿所(旅館業法)
簡易宿所とは、ホテルや旅館と同じ「旅館業許可」を取得し、365日いつでも、1泊から営業できる「民泊の王様」のことです。
私がプロとして、本気で投資を考えるクライアントに最も推奨するのが、この「簡易宿所」です。
なぜなら、これこそが本当の意味での「事業」だからです。
180日制限なし、宿泊日数制限なし、エリアの条例による厳しい上乗せ規制の影響も受けにくい。
自由度が圧倒的に高く、売上の天井がありません。
しかし、王冠を被るにはそれなりの代償が必要です。
用途地域の制限(住居専用地域では原則不可)、消防法や建築基準法の厳しいクリア基準、保健所の立ち入り検査…。
取得難易度は「松・竹・梅」で言えば間違いなく「松」、最高難度です。
以前、自分で許可を取ろうとしたEさんは、消防署に5回、保健所に10回通い詰め、1年かけても許可が下りず、最終的に私のところに泣きついてきました。
「最初から先生に頼んでおけば、半年早くオープンして、その分の売上で報酬も払えたのに…」という言葉が忘れられません。
つまり、ぶっちゃけて言うと「取得までは茨の道だが、一度取ってしまえば『無敵のライセンス』になる」ということです。
簡易宿所の許可付き物件は、不動産市場でも非常に高い価値で取引されます。
将来的に事業をM&Aで売却する際も、単なる中古住宅ではなく「収益物件」として高値がつきます。
初期投資(消防設備工事やコンサル費用)はかかりますが、長期的に見れば最もリターンが大きいのがこの選択肢です。
本気で資産を築きたいなら、多少のハードルを越えてでも、簡易宿所を目指すべきです。
💡 3秒でわかるまとめ:
- 【新法民泊】手軽だが180日制限あり。利益半減。
- 【特区民泊】エリア限定。365日OKだが2泊縛りあり。
- 【簡易宿所】最強の許可。ハードル高いが高収益。
行政書士 小野馨です。 それでは、記事の核心部分となる**「後編」**を執筆いたします。
ここからは、投資家にとって最も重要な「カネ」の話と、絶対に踏んではいけない「法律の地雷」について、現場のリアルな数字を交えて解説します。
儲かる仕組みとリアルな収支!「皮算用」で失敗しないために
「民泊は儲かる」という噂だけで走り出すのは、地図を持たずにジャングルに入るようなものです。
確かに儲かります。しかし、それは「正しい計算」ができた人だけです。
売上から何を引かれ、手元にいくら残るのか。
そして、投資した資金を何年で回収し、最後はどうやって売り抜けるのか。
ここでは、綺麗事抜きの「生々しい収支構造」を解剖します。
収益構造の分解
民泊の利益とは、「宿泊売上」から「OTA手数料・清掃費・光熱費・家賃(またはローン)」を差し引いた残額のことです。
実は、多くの初心者が計算を見誤るのが「経費率」の高さです。
「1泊2万円×30日で月60万円!すごい!」と皮算用をする人がいますが、それは幻です。
私のクライアントのFさんの事例を見てみましょう。
彼は月売上50万円を達成しましたが、手残りは10万円以下でした。
なぜか?
https://www.google.com/search?q=Airbnb%E3%82%84Booking.comなどの予約サイト(OTA)に支払う手数料が約15%。
ゲストがチェックアウトするたびに入る清掃業者への委託費(1回5000円〜1万円)。
さらに、ゲストが使い放題にする電気代・水道代。
これらを積み上げると、売上の30%〜40%は経費で消えていくのが相場です。
さらに運営代行業者に「完全丸投げ」をすると、売上の20%程度を持っていかれます。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「民泊は『売上の半分は経費で消える』と想定しておくべきビジネス」ということです。**
しかし、悲観する必要はありません。
経費率50%だとしても、家賃10万円の物件で月売上60万円なら、利益は20万円。
通常の賃貸経営ではあり得ない数字です。
重要なのは、「清掃単価をいかに抑えるか」「リネン(シーツ類)をどう回すか」というコスト管理の泥臭い部分です。
また、宿泊単価(ADR)を上げるための内装デザインや写真撮影への投資は、驚くほどのリターンを生みます。
「売上最大化」と「経費最小化」。
この両輪を回せるオーナーだけが、利益という果実を手にできるのです。
失敗する投資家の共通点
民泊投資で失敗する人の共通点とは、「立地選び(エリア選定)」と「代行業者選び」で致命的なミスを犯していることです。
「安いボロ家を買ってリフォームすれば儲かる」。
これは半分正解で、半分間違いです。
どれだけ内装をお洒落にしても、観光地から電車で1時間かかる住宅街に、外国人は来ません。
以前相談に来たGさんは、郊外の格安物件を500万円で購入し、さらに500万円かけてフルリノベーションしました。
しかし、そこは駅から徒歩20分の坂の上。
スーツケースを持った旅行者には地獄のような立地でした。
結果、稼働率は20%を切り、借金だけが残りました。
また、「運営代行業者」の選定ミスも命取りです。
「丸投げOK」という甘い言葉に乗せられ、集客力のない業者に任せた結果、予約が入らない上に固定費だけ請求されるケースが後を絶ちません。
つまり、ぶっちゃけて言うと「人通りのない砂漠に豪華なレストランを建てて、やる気のない店長を雇うようなもの」ということです。
成功する投資家は、物件を買う前に、そのエリアの競合(ライバル)の稼働率や単価を徹底的にリサーチします。
AirDNAなどのデータ分析ツールを使えば、その地域の需要は丸裸にできます。
そして、運営代行業者を選ぶ際も、実績やレスポンスの速さを厳しく審査します。
「なんとなく良さそう」という感覚値でビジネスを始めないこと。
これが、失敗を回避する唯一の方法です。
(※立地選定や収支計画に不安がある方は、専門家による「事前診断」を受けることを強くお勧めします)
出口戦略(Exit Strategy)
民泊における出口戦略とは、高利回りの収益物件として「事業ごと売却」し、キャピタルゲイン(売却益)を得ることです。
不動産投資のゴールは、持ち続けることだけではありません。
「高く売る」ことも重要なゴールです。
実は、民泊物件(特に簡易宿所の許可付き物件)は、一般的な中古住宅よりも遥かに高値で売れる可能性があります。
なぜなら、買い手は「建物」を買うのではなく、「儲かるビジネス」を買うからです。
例えば、実勢価格2000万円の中古戸建があったとします。
普通に売れば2000万円ですが、そこで民泊を運営し、年間300万円の利益(利回り15%)が出ていたらどうでしょう?
投資家は「利回り10%で回るなら3000万円でも安い」と判断します。
実際に、私がサポートした物件では、購入価格+リフォーム費の合計額の1.5倍で売却できた事例があります。
これは、許可取得というハードルをクリアし、実績を作ったからこそ付いた「プレミア価格」です。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「ただの『古着』を売るのではなく、ブランドタグを付けて『ヴィンテージ』として売る戦略」ということです。**
もちろん、売却せずに持ち続けてインカムゲイン(家賃収入)を得続けるのも正解です。
しかし、いざという時に「高く売れる」という選択肢を持っていることは、投資家にとって最強の安心材料になります。
許可を取るということは、物件の資産価値を底上げする行為そのものなのです。
💡 3秒でわかるまとめ:
- 経費率は30〜50%と見積もるべし。
- 立地ミスは致命傷。事前のデータ分析が全て。
- 許可付き物件は、将来高く売れる資産になる。
「バレなきゃOK」は破滅!行政書士が見た「違法民泊」の末路
「許可を取るのは面倒だし、こっそりやればバレないだろう」。
もしあなたがそう考えているなら、今すぐその考えを捨ててください。
かつては「ヤミ民泊」が横行した時期もありましたが、今は監視の目が厳しくなり、違法営業は必ず追い詰められます。
ここでは、安易な気持ちで法を破ったオーナーたちが辿った、悲惨な末路をお話しします。
無許可営業のペナルティ
無許可で民泊を行うことのペナルティとは、「6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金」という刑事罰に加え、二度と民泊ができなくなる社会的制裁のことです。
旅館業法は、無許可営業に対して非常に厳しい態度を取っています。
「知らなかった」は通用しません。
警察による摘発が行われれば、逮捕され、実名報道されるリスクもあります。
さらに恐ろしいのは、OTA(Airbnbなど)からの永久追放です。
現在、主要な予約サイトは、掲載時に「許可番号」の入力を義務付けています。
適当な番号を入力しても、行政のデータベースと照合され、即座にバレます。
一度アカウントが凍結されると、二度と同じ名義・同じ物件での登録はできません。
つまり、ビジネスそのものが強制終了させられるのです。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「無免許でタクシー営業をして、警察に捕まり、車も没収されるようなもの」ということです。**
私の知る限り、近隣住民からの通報で保健所が動き、撤退を余儀なくされたケースは枚挙に暇がありません。
「バレなきゃ儲かる」ではなく、「バレたら人生が終わる」。
そのリスクを背負ってまで、数十万円の小銭を拾いに行く価値があるでしょうか?
正々堂々と許可を取り、胸を張ってビジネスをすることこそが、長期的な繁栄への唯一の道です。
近隣トラブルと消防法の壁
民泊運営における最大のリスク要因とは、ゲストのマナー違反による近隣トラブルと、人命に関わる「消防法」の遵守義務のことです。
許可を取る過程で、多くのオーナーが挫折するのが「消防法」です。
一般住宅を宿泊施設として使う場合、自動火災報知設備や誘導灯の設置が義務付けられます。
「普通の家なのに、そんな大掛かりな工事が必要なの?」と驚く方も多いですが、不特定多数の命を預かる以上、当然の義務です。
この工事費をケチったり、DIYで誤魔化そうとすると、消防署の検査に通りません。
また、オープン後のトラブルメーカーは常に「ゴミ」と「騒音」です。
夜中に大騒ぎするゲスト、分別せずに捨てられるゴミ。
これらに激怒した近隣住民が、保健所や警察に通報し、営業停止に追い込まれるケースが多発しています。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「住宅街で毎日ホームパーティーを開くようなもの。近所の理解とルール作りがないと即退場」ということです。**
これを防ぐには、ハウスルールの徹底や、騒音検知センサーの導入、そして何より「許可申請段階での近隣への丁寧な説明」が不可欠です。
法律上の義務はもちろん、地域の一員としてのマナーを守ることが、結果的に自分のビジネスを守ることになります。
プロに頼るべき境界線
民泊開業においてプロに頼るべき境界線とは、「家具の組み立てなどの運営準備(DIY可能)」と、「法令調査・許可申請(プロ必須)」を明確に分けることです。
「行政書士に払う報酬がもったいないから、自分で申請します」。
そう言って保健所に向かったHさん。
彼は窓口で専門用語の嵐を浴び、図面の修正を何度も命じられ、3ヶ月間たらい回しにされました。
その間、家賃だけが発生し続け、オープン機会を逃した損失は100万円を超えました。
結局、彼は諦めて私に依頼されましたが、「最初から頼んでおけばよかった」と嘆いていました。
民泊の許可申請は、建築基準法、消防法、旅館業法が複雑に絡み合うパズルです。
素人が独学で解くには、あまりにも難易度が高すぎます。
つまり、ぶっちゃけて言うと**「壁紙の張り替えは自分でやってもいいが、心臓手術を自分でやってはいけないのと同じ」ということです。**
あなたの時間は「集客」や「おもてなしの準備」に使うべきです。
面倒で複雑な役所との折衝は、プロである行政書士に丸投げしてください。
それが、最短最速でオープンし、投資回収を早めるための賢い経営判断です。
行政書士 小野馨の「ここだけの話」
実は、保健所の担当者も人間です。素人が不備だらけの書類を持って何度も来ると、心象が悪くなり審査が厳しくなることも…。逆に、我々のような専門家が行くと「先生なら話が早い」と、スムーズに審査が進むことが多々あります。この「見えないタイムロス」をどう考えるかが、勝負の分かれ目です。
💡 3秒でわかるまとめ:
- 無許可営業は逮捕・罰金・アカウント削除の三重苦。
- 消防設備費は必要経費。ケチると命取りに。
- 「餅は餅屋」。申請はプロに任せて時間は買うもの。
あなたが得られる未来
ここまで、厳しい現実やリスクについてお話ししてきました。
しかし、これらを乗り越えた先には、素晴らしい未来が待っています。
私がサポートしたオーナー様たちは、今、こんな生活を送っています。
「毎月、給料とは別に30万円の副収入が入り、家族旅行のランクが上がった」
「相続した負動産だった実家が、地域一番の人気宿に生まれ変わった」
「世界中のゲストと交流し、自宅にいながら留学しているような体験ができている」
民泊は、単なる金儲けではありません。
あなたの持っている資産に新たな命を吹き込み、世界中の人を笑顔にする。
そして、その対価として経済的な自由を手に入れる。
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